2017/12/07ヤマアラシのサヤカが永眠しました。
今回は残念なお知らせがあります。
すでにツイッター等でご存知の方も多いかとは思いますが、
11月27日にアフリカタテガミヤマアラシのサヤカが永眠しました。
サヤカは1997年に宇都宮動物園で生まれ、釧路市動物園に移動後、
2004年12月4日に安佐動物公園へ来園しました。
ほぼ同時期によこはま動物園からやってきたヒロシとの相性もよく、
合計5頭の子どもを残し、その子どもたちも他の動物園へ移動し、
孫を残すなど、日本のアフリカタテガミヤマアラシ界に大きく貢献した夫婦でした。
性格は食いしん坊で、少し臆病、だけどヒロシに対しては強気という、
姉さん女房な彼女でしたが、寝るときは必ずヒロシに寄り添って寝たり、
ヒロシが健康診断等でいないときには不安そうにするなど、
かわいらしい面もありました。
その仲睦まじい姿や、愛らしい仕草などで、多くのお客様に愛されていた彼女ですが、
今年に入ってから腎臓や心臓に異常が見つかり、エサに薬を混ぜて給餌するなど、
治療を続けていました。
一度食欲も上がり、動きもやや活発になっていたのですが、
11月27日の朝、ヒロシに寄り添いながら眠る形で死亡している姿を発見しました。
死因は心不全でした。
年齢は20歳で、寿命が15年から20年程と言われているので、
もうすっかり長寿の仲間入りをしていたのですが、
やはり、もう少し、元気な姿をお客様に見ていただきたかったというのが、
正直なところです。
今後はサヤカの分まで、ヒロシの元気な姿をお客様に見てもらえるよう、
飼育係として頑張っていきますので、
皆様も、ぜひヒロシをたくさん観に来てあげてください。
両手でリンゴを持って食べる姿が人気でした。
体重測定で健康チェック
ヒロシのエサを奪うサヤカ
誕生日ケーキも2頭で食べてました。
おんなじポーズで寝るサヤカ(奥)とヒロシ(手前)
長年親しんでいただき、ありがとうございました。
ウメ