見にきんさい!

飼育係の動物のお話シリーズ

「マレーバク」



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お話:中西正人(飼育技師)
(2005.02記)

ふしぎなバク、お客様の印象は?

■ 上から見るとくさび形のボディ、よく見ないと気づかない団子のような小さなしっぽ、黒と白色のツートンカラー、伸び縮みする鼻。マレーバクの体の特徴を聞かれたら出てくる言葉です。ご覧になられたお客様もバクに対する感想は様々です。
「かわいい〜」よく聞く感想です(担当者嬉嬉)
「変わった動物じゃのぅ」これもよく聞く感想です(担当者納得)
「気持ち悪ぅ!」かつて2回聞きました(担当者絶句)
見る人によって受ける印象は様々であり、自由です。


バクは何の仲間?

■ このような体形や模様は、東南アジアのジャングルに生息し、水辺を好む夜行性のマレーバクが環境に適応した姿なのです。ジャングルのブッシュを通り抜けやすいくさび形の体、そして邪魔にならないしっぽ。黒と白色のツートンカラーはジャングルの闇夜の中で、外敵の目をごまかすカモフラージュの効果があるといわれています。全身を水の中に沈めても呼吸しやすい伸びる鼻は、また主食の木の葉を食べる時に、木の葉をたぐり寄せるのに使われます。
とても個性的な姿のマレーバクは何の動物の仲間なのでしょうか?
「鼻が伸びるけぇ ゾウの仲間よ」(ふむふむ)
「ありゃあ アリクイよぉ」(ほぉ〜)
「ちがうっ!ブタよぉ!ブタ!」(えっ!?・・・)
見る人によって受ける印象は様々ですね。
実は、マレーバクは奇蹄目に分類されていて、ウマやサイの仲間なのです。奇蹄目の特徴は蹄の数が奇数であること、体重が中央の指(第3指・人の中指)で支えられていて、肢の主軸が第3指を通っているなどが挙げられます。マレーバクの蹄の数は前肢が4本、後肢が3本で、前肢の中では第3指が一番大きく発達していて、奇蹄目の特徴をあらわしています。


3頭のバク

■ 現在、安佐動物公園では、1992年8月18日生まれのオスのムーと、ムーの子で2001年10月15日生まれのオスのピース。そして2004年7月6日に千葉市動物公園から来園した、2002年6月4日生まれのメスのミム(美夢)の3頭のマレーバクを飼育・展示しています。
見る人によって受ける印象が様々なマレーバクを、ぜひご覧になってください。
あなたはどんな印象を受けるのでしょうか?

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