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2018/09/21クロサイ「ハナ」のモニュメントを制作中

平成30年(2018年)9月8日、クロサイのハナは推定52歳の天寿を全うしました。ハナはこれまで10頭の子どもを産み育て、60頭以上の子孫を残し、国内・国外のクロサイの種の保存に大きく貢献してきました。しかも、平成28年(2016年)7月14日にはクロサイの世界長寿記録を更新し、安佐動物公園のレジェンドとして誇れる存在となっていました。

一方、平成31年度(2019年度)にクラブ創立50周年を迎える広島ニューライオンズクラブよりクラブ設立50周年記念事業の一つとして、安佐動物公園に等身大モニュメントを寄贈することでより多くの来園者に喜んでいただきたいとの提案が生前よりありました。

当園では、モニュメントとしてハナを選定すれば、その姿を半永久的に残すことができることから、この提案をありがたく受け入れ、昨年11月に広島市立大学芸術学部の協力を得て、実物大のハナのモニュメント制作プロジェクトが始まりました。モニュメントは人が触っても壊れることの無い丈夫なものとするため、材質は銅とし、銅板を叩き込んで作成した部品を溶接により繋ぎ合わせて作っています。制作にあたり中心的役割を担う方は、当大学の卒業生である金属彫刻家の山中洋明氏です。また、当大学芸術学部彫刻専攻の学生が勉強のために制作を手伝い、芸術学部の前川教授(副学長)と伊東教授(副学部長)が学生を指導されます。

残念ながら、ハナの存命中にモニュメントの完成披露とはなりませんでしたが、現在も山中氏と学生による制作が続いています。

モニュメントが完成した時は、お披露目の日時等を改めてお知らせいたします。

 

広報用20180714クロサイのハナ_R.JPG

生前のハナ

 

 

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制作の様子