ナゴヤダルマガエルの形、声、分布

トノサマガエルじゃないよ

写真
ナゴヤダルマガエル 名前 トノサマガエル
ずんぐり、足が短い 体型 スマート、足が長く跳躍力が強い
ギューギュー 鳴き声 ゲッゲッゲゲ
背中の真ん中に線なし 背中 真ん中に縦の線
丸い黒班がある 模様 斑点はつながる
オス3.5-6.2cm、メス 3.7-7.3cm 大きさ
5-9cm

鳴き方はどちらのカエルも頬の横の鳴嚢と呼ばれる袋を膨らませて鳴く。

オタマジャクシには背に黒い斑点があり、尾に黒い編み目模様があります。


住みかと分布

ナゴヤダルマガエルは田んぼのカエルです。一年中田んぼやその近くに住んでいます。生きていくためにはいつも湿っている環境が必要です。

国内分布広島県内分布


ナゴヤダルマガエルの分布は愛知県から広島県、香川県と広い(上左図の黄色部分)のですが、どこも限られた区域にしか生息していません。 どの地域でも生息数は減少の一途をたどっています。国も広島県も希少種に指定しています。
広島県では1960年代まで県東部を中心に生息していましたが、1970年代から激減し、 今では2箇所の自然生息地と2箇所の移入地があるだけです。
上左の図で青い部分はトウキョウダルマガエルの分布範囲です。


一年の暮らし

10月下旬から5月中旬まで冬眠しています。活動期間でも涼しい日にはもぐっています。目覚めるとすぐに交尾・産卵し卵は5日程度で孵化してオタマ ジャク シになります。
オタマジャクシは約45日で変態し子ガエルになります。成熟して交尾・産卵するようになるのは2年目からです。

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