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2018/09/193年ぶりにオオサンショウウオが繁殖しました

平成30年9月15日(土)と17日(月)に、安佐動物公園のオオサンショウウオ保護増殖施設(非公開)で2頭の雌が、合わせて約1000個を産卵しました。当園での産卵は平成27年9月13日以来3年ぶりとなります。

 

1 産卵

15日には保護個体のクチが産卵し、17日には当園生まれのイガグリ(1980年生まれ)が産卵をしました。イガグリは平成19年(2007年)に世界初の三世繁殖に成功した個体で、今回の産卵は2度目の飼育下における三世繁殖となりました。また、当園での産卵は1979年の初産卵以降100例目となります。

※オオサンショウウオの産卵行動について

自然界では、オオサンショウウオの産卵行動は多くの場合、雄複数頭と雌1頭で行われます。

繁殖シーズンになると「ヌシ」(繁殖巣穴周辺で一番強い雄)が繁殖巣穴を占有し、他の雄が繁殖巣穴に入ることを許しません。しかし、雌1頭がその巣穴に入り産卵行動が始まると、「ヌシ」はそれまでの攻撃性がなくなり、他の雄も巣穴に侵入し繁殖行動に参加できるようになります。このような産卵中の「ヌシ」の行動は、オオサンショウウオにみられるユニークな行動の一つです。

 

2 卵の展示

産卵した卵の一部(約30個)を9月19日(水)から、当園ぴーちくパーク内「どうぶつ子育ての家」で展示し、一般公開します。オオサンショウウオの卵は数珠つなぎになっており、まるで“真珠のネックレス”のような美しい卵です。

 

3 巣穴の撮影について

巣穴では、卵を守るヌシを短時間であれば撮影可能です。ただし、状況によっては撮影できない場合もありますのでご了承ください。

 

4 記念缶バッジの配布

日時:平成30年9月23日(日)9:00~

内容:オリジナル記念缶バッジを配布します(先着100個)

場所:入退場門

 

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100例目の産卵、2回目の三世繁殖をしたイガグリ(卵を引きずって巣穴から出た様子) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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産卵後の巣穴。「ヌシ」が卵を守っている

 

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