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2019/09/14ニホンカモシカ(四国産)が繁殖(7/19)

ニホンカモシカのサキ(雌、8歳)が、令和元年7月19日(金)に赤ちゃんを出産しました。順調に成育すれば、当園でのニホンカモシカの繁殖成功は平成24年以来、7年ぶりです。

 

【誕生個体】

ニホンカモシカ 雄1頭 令和元年7月19日(金)に誕生

(母親)サ キ 8歳 平成23年4月26日 安佐動物公園生まれ

(父親)ヒカリ 8歳 高知県で保護後、わんぱーくこうちアニマルランドで飼育

          (平成25年10月31日 安佐動物公園に来園)

 

【取材及び公開】

展示場で子育ての様子をご覧いただくことができます。

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※安佐動物公園のニホンカモシカについて

安佐動物公園では、昭和60年の西園開園以来、ニホンカモシカを飼育してきました。当初は本州産のニホンカモシカを飼育していましたが、個体数の少ない四国産のニホンカモシカの繁殖に取り組むため、平成18年に四国産のニホンカモシカを導入しました。現在は当園の全飼育個体(今回の繁殖個体を含み4頭)が四国産のニホンカモシカです。ニホンカモシカは、国内の(公財)日本動物園水族館協会加盟園館では、18園で59頭が飼育されていますが、そのうち四国産のニホンカモシカは安佐動物公園を含めた4園で14頭が飼育されています(数値は平成30年末現在)

※四国産ニホンカモシカ

ニホンカモシカは中国地方を除く本州と四国、九州の一部に生息しているウシ科の動物で日本固有種。昭和30年に国の特別天然記念物に指定されている。四国に生息する個体群は本州のものに比べて小柄で、体色や角にも違いがみられるなど、遺伝的に隔離された個体群として貴重な存在である。平成27年には環境省のレッドリストで、四国地方のカモシカが絶滅の恐れのある地域個体群に選定されている。