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2025/02/10マルミミゾウの妊娠記録

ここでは妊娠が判明したマルミミゾウのメイの経過をご報告しています。
更新される情報を読んで、その成長を温かく見守っていただければと思います。
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個体名 | メイ (雌、めす) |
年 齢 | 推定26歳 | |
来 園 |
2001年5月 推定2歳の時に西アフリカのブルキナファソから安佐動物公園へ来園 |
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個体名 | ダイ (雄、おす) |
年 齢 | 推定26歳 | |
来 園 |
2001年5月 推定2歳の時に西アフリカのブルキナファソから秋吉台自然動物公園サファリランドへ来園 2022年6月 秋吉台自然動物公園サファリランドから安佐動物公園に来園 |
超音波で見えたものは??
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2025年2月5日撮影 | エコーの様子 |
2月5日に、メイの超音波検診を行いました。
今回はお腹の中の胎子がよく動いていて、お願い止まってと念じながらの検査でした。
そんな動き回る胎子をなんとか確認していたところ、見ていた職員がお!と声をあげました。
見えたものがこちらです。
写真中央やや右に見える、白い楕円と中の二つの穴。胎児の鼻の断面だと考えています。
サイズは長径が4㎝程度、短径が3㎝程度でした。長い鼻のどの部分かはわかりません。これまでの検診ではじめて、わかりやすい「ゾウらしい形」を捉えることができました。
動き回る胎子の診断は難しかったのですが、へその緒の様子から胎子はちゃんと生きていることが確認できました。
臍帯(へその緒)内の血流の往来が確認されました。
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2024年12月11日撮影 |
母から子へ、血液を介して栄養のやりとりがしっかり行われているようです(赤色のマーカーは液体が画像手前に向かって流れているところ、青色はその逆)。
メイの乳房が少しずつ大きくなってきました
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2023年12月撮影 | 2024年11月17日撮影 |
昨年に比べるとメイの乳房がやや大きくなり、外側を向いてきました。メイの体は順調に母親の準備をしているようです。
エコー検査で胎児の肋骨と思われるものを確認
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メイのエコー検査を行なったところ胎児の肋骨と思われるものを捉えることができました!
今のところ、順調に成長してくれているようで安心しました。
※9/18時点では「背骨」と表記しておりましたが、後日「肋骨」だったことが分かりました。訂正してお詫びいたします。(12/13追記)
メイとダイの初のマウントを確認!!

マルミミゾウの初マウントが確認されました!飼育下では、おそらく世界初となる貴重な映像( x.com/asa_zoo )です。
ダイの来園から丸一年、アフリカ以外では初の繁殖に向けて大きな前進となりました!