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2020/07/21広島国際大学との協同で、起立不能のキリンの子どもに装具治療開始
令和2年4月9日に生まれたアミメキリンの子ども(母:メグミ・父:イブキ)は、両後肢に重度の屈腱弛緩(足先を曲げるための腱が伸びきって、足をピンと伸ばすことができない状態)がある状態で誕生し、起立することができませんでした。
このため、誕生直後から両後肢にギプスを巻いて固定し、成長とともに腱の状態が改善されるのを待っていましたが、ギプス固定のみの治療では十分な改善が見込めないことから、装具装着による治療を試みることにしました。
装具については専門的知識と技術が必要なことから、広島国際大学総合リハビリテーション学部義肢装具学専攻・山田哲生講師の協力のもとに実施することとなりました。現在、順調に装具の効果による足の状態の改善がみられてきています。
なお、アミメキリンの子どもは日光浴と歩行訓練を兼ねて、不定期に小運動場で展示しています。(天候や動物の状況により展示しない場合があります)