2022/02/1550周年だョ! 動物園 byシマウマ舎 その1
みなさん、こんにちは。
グラントシマウマとナゴヤダルマガエルの飼育を担当しています。
「のしん」です。
少々遅くなってしまいましたが、「今年度」開園から50周年記念ということでシマウマについても過去の写真を掘り出してみました。シマウマのお話も交えて紹介していきます。
安佐動物公園では開園当初からサバンナシマウマの亜種のグラントシマウマを飼育しています。
はじまりはラック♂、サッサ♀、ウス♀という3頭のシマウマでした。
こちらがはじまりの3頭です。
撮影場所は現在のフラミンゴ池下あたりでしょうか。
その後、翌1972年に新たに8頭のシマウマが仲間に加わり、今ではおなじみとなったシマウマの群れ展示の原型ができました。
その年の12月には初めて赤ちゃんが誕生しています。
こちらも開園から数年が経過した1970年代に放飼場で撮影された写真です。
奥のキリンの放飼場には南国系の植物が植えてあります。
ケヤキ道も今と全然違っていて不思議な感じがしますね。
少し時代を遡ってこちらは開園から少し前、シマウマ舎を含めたサバンナエリアの建設中の写真です。
中央に見えるのがシマウマ舎なのですが、現在の獣舎と比べてみると・・・
あまり変わっていませんね。
シマウマ舎の中や周りの建物は変わったところも多いのですが、外観や全体の構造は50年間で変わっていません。
そんな50年間姿を変えていないシマウマ舎ですが、実は安佐動物公園の歴史の中ではシマウマ以外の動物も飼育されていました。
1種類目がこちらの動物。
ねじれた角と大きな体が特徴のレイヨウの仲間、「イランド(エランド)」です。
この写真ではシマウマと一緒に写っていますが、シマウマとの闘争が絶えなかったために最終的には放飼場を仕切って別々に飼われるようになったそうです。
もう一種シマウマ舎で飼われていた動物がこちら。
シマウマと同様にアフリカのサバンナで群れを作ることでもおなじみ、「ヌー(オグロヌー)」です。
ヌーも放飼場でシマウマと一緒にならないように区切られたエリアで飼育されていたそうです。
どちらの動物も私が安佐動物公園で働き始めた頃にはすでにいなくなっていたため、
飼育に携わることはできませんでした。
先輩方から大変だったエピソードも色々伺いましたが、昔の写真を眺めていると自分も担当してみたかったとちょっと残念な気持ちになります。
いかがだったでしょうか。
今回は開園から間もない頃の写真を中心に紹介しました。
次回は比較的最近の放飼場やサバンナテラスについてお話したいと思います!"
(のしん)