2023/06/19テンジクネズミのふれあい再開しております!
みなさまこんにちは!
今日はテンジクネズミのふれあいについてお話ししたいと思います。
今年の5月8日、約3年ぶりにテンジクネズミのふれあいを再開しました!
ふれあい待機中のテンジクネズミたち
みなさまはもう参加されましたか?
コロナ前のふれあいと現在実施中のふれあい、両方参加された方はお気づきかと思いますが、イベントの方法が以前と大きく変わっております。
以前同様毎日開催しており、お膝に乗せてふれあっていただけますが、大きく変わった点として
・平日・土日祝日ともに先着100名様(付き添い込み)の人数制限があること
・実施時間が短くなったこと
の2点があります。
(詳しくは http://www.asazoo.jp/event/regular/friendship.php をご覧ください)
以前は人数無制限で実施しておりましたが、そうするとお客様の多い日は
いかに列を早くさばくか!!
ということに意識が集中してしまい、参加者一人一人と対話をする時間があまり作れませんでした。
(当時私はまだ安佐動物公園に入っていなかったので先輩職員に聞きました)
今回人数制限を設けた1つの理由は、そういったことを防ぎ、目の前の参加者の方と対話をする時間を作るためです。
また、人数制限や実施時間の短縮は、動物の健康面に配慮するためでもあります。
季節によっては、数百人~千人前後の参加希望者が想定され、それだけの人数を現在の飼育頭数で対応するには、非常にハードになります。飼育頭数をどんどん増やしたらよいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、飼育スペースも限られているので、安易に個体数を増やすわけにもいきません。
寝室はこんな感じです
たくさんいるように見えますが、群れにはお年寄りの個体もおり、そういった個体はふれあいには参加させません。
つまり、
参加者ともっとお話するぞ!
動物の体への負担を減らしていくぞ!
という思いで、現在の方法での再開になりました。
また、イベントの進め方も少し変わりました。
参加者の方には、直前にふれあい時のお約束と、テンジクネズミがリラックスしやすいなで方等を、絵や写真を使って説明するようにしました。
生きた動物にふれていただくので、お客様も動物も安全に過ごせるように、この説明に時間をかけるようにしました。
さてここまで、テンジクネズミのふれあいのコロナ前との変更点や変更した理由についてお話してきましたが、お客様の反応や動物の健康状態等を見ながら、現在の方法もまた変わっていくと思います。(まだまだ試行錯誤中なので・・・)
ただ、どんな方法をするにしても、目的を明確に持っておく!ということは意識したいと思っております。
ふれあい再開後のお客様の反応を見ても、普段動物にふれる機会が少ない方や、お子様によっては初めて動物にふれるという方も多いです。そんな方々に、生き物にどういうふうに接したらよいかをしっかりお伝えできたらと思っております。
再開後のふれあいのプチテーマは「テンジクネズミの気持ちにふれてみよう」です。
テンジクネズミにふれるとき、今どんな気持ちかな?こうすると安心するかな?と考えながら接してみてください♪
緊張していそうな顔 気持ちいいなぁと感じていそうな顔
こんな感じでわりと表情にも出ます!
イベント方法の変更等で、少しわかりにくい点もあるかもしれませんが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
それでは!みなさまとお話できるのを楽しみにしております!!
テンジクネズミ担当
たかたか