2024/01/20ぺんぎんぷーるの日常(番外) フンボルトペンギンの「おーちゃん」が死亡しました
いきなりの訃報に驚かれる方もいるかもしれませんが、フンボルトペンギンの「おーちゃん(18歳)」が死亡しました。
2024年1月2日のことです。
展示場で元気だったころのおーちゃん(2023年7月15日撮影)
昨年の夏頃にはぁはぁと口を開けて息をする症状が頻繁に見られるようになりました。
レントゲン検査の結果、アスペルギルス症が疑われ、動物病院で投薬治療を続けていました。
アスペルギルス症というのは、真菌(カビ)によって起こる肺や気嚢の感染症です。
ペンギン類を飼育していると、それなりに起こり、かつ死亡率の高い感染症です。
飲み薬や吸入薬など、なんとか効いて欲しいと思いながら治療を続けた数か月でした。
よくなったり、悪くなったりを繰り返しながら、それでも死亡する前々日まで自力で採餌したおーちゃん。
安佐動物公園では、初めての症例でしたが、たくさんの勉強をさせてもらいました。
昨年の誕生日にはこんなブログも書いていました、懐かしい。
http://www.asazoo.jp/animal/blog/2-1.php
おーちゃんが安佐動物公園にやってきて18年。
たくさんの方に見守っていただきありがとうございました。
この場を借りて、皆様に感謝いたします。
(いち)