2022/05/01キリン宛てのお手紙
みなさんこんにちは。
新年度がスタートして1か月ほど経ちますが、4月9日はアミメキリンのはぐみの2歳の誕生日でした。
まだまだ成長期で、今は身長が3m50cmくらいですが、あと数年かけて4mを超えるまで成長します。
最近、はぐみの治療を行っていたころにいただいたお手紙を整理しました。
生まれたときに立つことができず、装具を用いた治療を行っていたはぐみに宛てて、新聞やテレビなどのメディアに取り上げていただいたこともあり、全国からたくさんのお手紙が届いていました。
※治療の経緯については安佐動物公園公式Youtubeで公開されている「立てなかった赤ちゃんキリン『はぐみ』の治療と現在の様子」(https://www.youtube.com/watch?v=To1tr8FaAro&t=528s)をご覧ください
はぐみに向けての応援や、はぐみの絵を描いてくださったもの、はぐみと同じように装具を使用している方から「励まされたよ」といった内容のものもありました。
また飼育係や獣医師に対して、「がんばって」と応援してくださるお手紙もたくさんいただきました。
お手紙が届くたびに私たちも温かい気持ちになり、はぐみの治療に取り組みながら、とても励まされていました。
お手紙やご声援を送ってくださったみなさまには、本当に感謝しています。
はぐみについて報道していただく中で、キリンは生まれた時から身長が高いこと(はぐみも誕生時およそ175㎝ありました)、本来なら生まれてすぐに立ち上がる動物であること、立てないと生きていくことが難しいことなど、キリンの赤ちゃんについて知ってもらえるきっかけにもなりました。
また、動物園の園路からは見えない動物の治療や、飼育係と獣医師の仕事についても、多くの人に知っていただける機会になったのかなと、お手紙を整理しながら思いました。
(はぐみの治療はかなり特殊ではありましたが・・・)
さてお手紙と絵を写真に収めてキリン舎に片付けておこう、と撮った写真の奥で、、、
はぐみがお母さんのおっぱいをもらっていました。
お母さんから離れて1頭でいることも増えましたが、まだまだ甘えることもあるようです。
(他人のおっぱいが気になったのか、アカリのお母さんのカナも一緒に吸い付こうとしていますね...)
工事のために、平日は封鎖されているキリンテラスですが、この大型連休中は毎日開放しています。
草原でくつろぐキリンの親子たちを、ぜひ見に来てくださいね。
(めん)