2022/06/29テンジクネズミのこども
みなさんこんにちは!
今日はテンジクネズミのことを少しお話したいと思います。
実は、5月にテンジクネズミのマフィンが3頭出産し、
最近マフィンとこどもたちを展示し始めました。
現在テンジクネズミたちは3グループに分けており、
日替わりで展示しているため、マフィンたちも3日に1回展示場にいることになります。
なかなかタイミングが合わないと会えないかと思いますので、
出産~近況まで少しお伝え出来たらと思います。
まずはこちら!
出産当日
私が撮影したのですが、
なぜマフィンも写るように撮らなかったのか少し不思議ですね。
サイズ感がわかりにくい・・・。
名前は、上から順に
マドレーヌ(♂)、パウンド(♂)、フィナンシェ(♀)です!
生後4日目
生後5日目①
掃除をするときやごはんをあげるときは
どうしても少し怖がらせてしまっていたのですが、
2日連続でパウンドがマフィンの背中に避難する姿が正直ちょっと面白かったです。
(怖がらせてごめんね。)
生後5日目②
そして気づきましたか?
マドレーヌがママと全く同じ見た目なのです。
ちょっと頭の白い部分の主張強いですけど!
これはたまりませんね。
3頭とも日々すごい勢いで成長したのですが、
群れに入れるときは、おとなたちに食べ負けないか少し心配でした。
生後約1カ月(バット内で食べている2頭と、その少し右上)
しかし、3頭とも群れでの食事は最初からとても良いポジションで
積極的に食べてくれていたので安心できました。
展示場デビュー初日 手前:パウンド 奥:フィナンシェ
展示場でもデビュー直後から比較的リラックスした姿を見ることができました。
手前:マフィン(母) 奥:マドレーヌ
ただ、自由に動くパウンドやフィナンシェに比べ、マドレーヌはやたらママのマフィンに引っ付いて行動していました。
同じ模様すぎてより愛おしさが増しますよね。
そんな3頭ですが、実は3頭をそろってみることができるのもあとわずかなんです。
テンジクネズミは約2カ月で性成熟するため、
♂であるマドレーヌとパウンドがこのまま群れにいると
たくさんのメスたちが妊娠してしまう可能性があります。
テンジクネズミは1回の出産で2~4頭ほどのこどもを産むと言われているため、
すごい勢いで数が増えてしまいます。
ちなみに今群れにいる約半分はオスですが、
みな去勢をしているので繁殖してしまうことはありません。
しかし、去勢をしていてもオス同士だと時々けんかをしますし、
それぞれがリラックスできる場所を確保するためにも
数が増えても大丈夫なだけの広さは必要です。
これらのことから、マドレーヌとパウンドは、
まもなく室内の別のお部屋で飼育することになり、
そのうち新たな繁殖に協力してもらう、もしくは去勢後に群れに戻れそうなら戻ってくることになります。
このあたりをご理解いただけたらと思います。
最後に、テンジクネズミはペットとして飼われている方や、
これから飼おうと思われている方もたくさんいると思いますので
ぜひこれらのことを考えながら飼育していただきたいと思います。
数が増えると、飼育する場所、飼育する時間、そしてお金(餌代・飼育道具・治療費等)が必要ですからね。
当園のテンジクネズミの飼育も、改善しなければならないところがまだまだたくさんありますので
人もテンジクネズミも快適にすごせるような飼育環境を一緒に考えていきましょう!
おまけ①生後2週間くらいの時うんちのサイズを比べてみました。
右:マフィン(母)の便
左:こどもの便
おまけ②3頭をさがしてみよう☆
以上テンジクネズミのお話でした~☆
たかたか