2020/06/04子キリンを天日干しする
みなさんこんにちは。
最近は晴れると気温も上がって、太陽の光も夏っぽくなってきましたね。
さて、そんな晴れの日にはお布団なんかを天日干ししたくなりますよね。
キリン担当者は、お布団ではなく「子キリン」を干したくなるわけです。
4月に生まれた子キリンですが、生まれたときは身長が170㎝程。
(写真は生後20日の身長)
そして1か月半を過ぎると、200㎝を越えました。
大人になると4mを超える動物の土台となる骨格を作るために、日光浴は欠かせません。
(皮膚に直射日光が当たることで生成される「ビタミンD」には、食べ物からのカルシウムの吸収率を上げ、骨を丈夫にするはたらきがあります)
というわけで、晴れた日は「子キリンの日光浴の日」なわけです。
脚に異常をかかえて生まれてきた子キリンは、現在もギプスをはめた状態で過ごしています。
ギプスをはめていれば、普通のキリンのように立って、歩いて、走ることもできています。
自由に動くことができる子キリンですが、あまりはしゃぎすぎるとギプスが壊れないかとヒヤヒヤしてしまうので、外に出る時は飼育係が一緒に付いて出ています。
外に出ると、運動場に出ているお父さんのイブキ、いとこにあたるカナとあいさつをして、
地面に生えた草を食べたり、なぜか砂まで食べようとして飼育係に阻止されたり、
歩いたり、走ったり、遠くを眺めたり・・・。
日光浴習慣を初めたころは、外の景色や風の音にもびくびくしていましたが、今は外に出るのが楽しい様子です。
まだしばらくは、みなさんに近くで見ていただくことができませんが、
晴れた日には、獣舎の横の運動場に飼育係と一緒に出ていることがあります。
もし見かけたときは、少し遠くからですが足を止めて、子キリンの成長具合を
見ていただけたら嬉しいです。
(めん)