2020/07/20夏至 は 世界キリンの日
6月から7月って、過ぎてゆくのが早いですね。
夏至の日のお話しをしようと考えていたのに、
気づいたらもう1ヶ月経過しておりました。
6月21日(日)は、一年で最も日中の時間が長い「夏至」でしたね。
そしてみなさんご存知のように、この夏至の日は「世界キリンの日」でもあります。
(ご存知なかった方は今覚えてくださいね。【「夏至」は「世界キリンの日」】!!)
キリンの保全活動を行なっている、「キリン保全財団(giraffe conservation fandation)」が、世界中の人にキリンのことをもっと知ってもらおうと、2014年に「世界キリンの日」を制定しました。
「一年で昼間の時間(南半球では夜の時間)が最長の日」に、「世界で背の高さが最長(高) のキリン」をお祝いしよう‼ということで、夏至の日に決まったそうです。
そんなわけで「世界キリンの日」やその前後には、日本だけでなく世界中のキリンを飼育している動物園でキリンにちなんだイベントが行われます。
現在安佐動物公園では、新型コロナウイルス感染症対策としてお客様への解説活動を縮小しています。
そのため、今年の世界キリンの日は、来園者のみなさんにひっそりと缶バッヂを配り、解説パネルを掲示するのみとなってしまいました。
アフリカに住む野生のキリンたちは、現在絶滅の危機に瀕しています。
同じく絶滅危惧種であるアフリカゾウの5分の1の数まで
キリンの野生個体数は少なくなってしまっています。
今はまだ、日本ではキリンを飼育している動物園が多く、当たり前に見ることのできる動物です。
でも、野生では当たり前ではなくなりつつある動物です。
そのことを、多くの人に知っていてほしい、そして動物園でキリンを見て、
少しでもキリンという動物の存在が心に残っていてくれたら嬉しいです。
さて、キリンの日についてお話ししましたが、この6月21日は、「父の日」でもありました。
実は、ひっそりと配ったこのキリンの日缶バッヂ...
4月に生まれた子キリンと父のイブキとの写真で作っていたんです。
こんな風に命を繋いで、日本の動物園でもいつまでもキリンに会えるよう、
われわれキリン飼育係も頑張らないといけませんね。
【おまけ】
6月21日の父の日。
「ハッピーファーザーズデイ!」ということで、
お客様から父のイブキに、美味しそうなリンゴを寄付していただきました。
せっかくなので興奮で鼻息の上がったイブキの写真を。。。
野生では木の葉を主食にするキリンの口では、丸ごとリンゴは難しいですね。
スライスしてあげると、全部ぺろりと食べてくれました。
娘の子キリンにもおすそ分けしましたよ。
美味しいリンゴをありがとうございました!!
(めん)