2021/10/21忘れないでね、ハイラックスのこと16
皆様こんにちは!ハイラックス担当です。
今回もハイラックス飼育の歴史です。もう少しお付き合いください。
安佐動物公園では1978年の初繁殖から現在にいたるまで
ハイラックスの群れ展示を継続してきました。
しかし、残念なことに、ハイラックスの認知度が低いせいか、
見た目が地味なせいか、あまり注目を浴びていませんでした。
実際に、となりの獣舎にいるのがゾウだったこともあり
キリンを見終えた後、ゾウに一直線!という光景を何度もみました・・・。
そこで、ハイラックスのことをもっと知ってもらうため、
当園では昔から「ハイラックスのごはんタイム」や「毎日どうぶつ解説」など、
ハイラックスの解説活動を行なってきました。
その成果もあってか、少しずつハイラックスの認知度があがってきたように感じます。
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「毎日どうぶつ解説」の様子
そんな中、2019年5月、ついにその時はやってきてしまいました・・・。
かねてから進行していた再整備計画にともない、旧ハイラックス舎を取り壊すことになったのです。
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あっという間に取り壊される旧ハイラックス舎
当時飼育していた52頭のハイラックスは引越しをすることになりました。
引越し先は非公開エリアにある仮獣舎。
旧ハイラックス舎の放飼場より広い一方で、寝室などはなかったため、
放飼場内に小屋(中にはヒーターをつけて防寒もばっちり!)を新設し、
ハイラックスを迎える準備を整えました。
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引越し当時の仮ハイラックス舎
引越しはあっという間に終わり、初めのうちは警戒していたハイラックスたちも
徐々に慣れ、その年の繁殖も例年通り行なわれたのです!
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上)引越し当日、警戒して獣舎の隅にかたまるハイラックスたち
下)仮獣舎の小屋内で産まれたハイラックスの子ども
こうして、ハイラックスは現在も非公開となっています。
しばらく非公開が続きますが、次会うときをぜひ楽しみに待っていてくださいね!
次回はラスト!ハイラックス舎の今を紹介します!
HR