以前、ぴーちくパーク内にあるどうぶつ子育ての家で展示しているオオサンショウウオの個体を入れ替えるという話をしました。

http://www.asazoo.jp/animal/blog/amphibian/post-477.php

３つある水槽の内、一番大きな水槽と真ん中の水槽の顔ぶれが新しくなったのでお知らせします。

まず、一番大きな水槽。

以前は2012年生まれの65cm超のビッグな個体を展示していたのですが、

30cm程度の小柄な個体に変わりました。

なんと、この個体も2012年生まれ。

給餌量によって、成長が大きく変わるオオサンショウウオならではです。

小さくなった分、少し見づらくなってしまいましたが、

担当者がうまく隠れ場を作れたときは、

その中で過ごしている様子を観察できます。

（だから、隠れ場作り頑張りますね・・・）

そして、真ん中の水槽には、2018年生まれの幼生を展示しています。

この個体たちは、そろそろ外鰓がなくなり、肺呼吸に移行する成長段階にあります。

足繁く通ってくだされば、その変化が目に見えてわかるかもしれません。

ちなみに今の外鰓はこんな感じです（赤矢印）。

そして一番小さな水槽には、これまでと変わらず2020年生まれの幼生を展示しています。

卵から孵化した2020年11月頃と比べるとずいぶん大きくなりました。

3cm足らずだった全長が5～7cmぐらいに。

なんだか感慨深いものがあります。

隠れ場から顔を出しているさまは立派なオオサンショウウオです。

そういうことで、3つの水槽にそれぞれ年齢の異なるオオサンショウウオを展示することになりました。

ぜひ、それぞれの成長段階を見にきてくださいね。

（いち）